年式と走行距離を確認する
中古車を購入するときは、できるだけ年式が新しいほうが望ましいといえます。走行距離を気にする人もいますが、あまり重視する必要はありません。特に国産車の場合、たとえ10万キロ走っている車でも機能性には問題がないことが多いものです。もちろん、タイヤの減りなど足回りの劣化を気にする必要は出てきますが、走っている分、エンジンなど車にとって重要な部分は好調な場合が多いといえます。ただし、走行距離に応じて部品交換が多くなる車種もありますから、あらかじめ車種ごとの特徴を調べておくことがポイントです。
それより、年式に関係なく走行距離が少な過ぎる車は注意したほうがいいでしょう。展示車や試乗車なら別ですが、個人所有でほとんど乗っていないと何か問題を抱えていることもあります。例えば、燃費が悪すぎるか故障が多いといった理由があるのかもしれません。また、あまり動かさないままだと車の劣化が早まる原因にもなります。
足回りなど機能性をチェックする
中古車を購入する際、ボディのキズやヘコミなどの見た目はもちろん、タイヤの減り具合、ブレーキの効き具合など機能性についても必ず確認しましょう。できれば、自分で実際にエンジンをかけて試してみるのが理想的です。窓の開閉はスムーズか、アクセルペダルは問題ないかなど、車を安全に走行させるうえで必要な機能は一通り確認します。シートの高さや位置が自分の体型に合わせて調整できることも重要なポイントです。そして、何か気になることがあれば担当者に質問し、不具合や調整をどこまでやってもらえるか確認しておきましょう。その際、忘れてはいけないのはどこまで金額に含まれているかです。後でくい違いが出ないよう、必ず見積もりに内訳を添えてもらうと安心できます。